中小企業M&A 会社の売却価格をザックリ試算

会社を経営していると、ふと「自分の会社って売るとしたらいくらで売れるんだろう?」と考えることはありませんか?
売却額は「企業価値評価ガイドライン」に従って算定することができますが、専門性が高く、会社経営の傍らで習得するのはなかなか難しいものです。
そこで、かなり簡便的に算出できる算定方法を今回ご紹介します。
簡便的に算出できますが、中小企業のM&A実務では多く使われており、参考的指標として使用するのには試してみる価値があると思います。

① マルチプル

② 年買法

② 年買法はこれまで会社に累積している純資産に最近の事業利益の数年分を加算する方法です。

(純資産+資産の含み損益※2)+営業利益×3~5  = オーナー経営者の売却額

※2土地の含み益や有価証券の含み損益など

上記はいずれも超簡便的な方法であり、あくまでも参考として使用する程度にとどめて下さい。

実際の売却額は、採用している会計処理方法や、将来予測、シナジー効果、買い手のニーズによって大きく変わる可能性があります。 理論的で詳細な評価については、いろいろなアプローチがありますので、興味がある方は専門家へ相談することをお勧めします。

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